先進医療とは、厚生労働省が定めた、特定の大学病院などで研究・開発された難病などの新しい治療や手術のことで、先進医療を受ける際の診察料、検査料、投薬料、入院料などは公的医療保険が適用されますが、先進医療の技術料は公的医療保険の対象外で、全額自己負担です。
平成30年3月1日時点で103種類となっており、先進医療を受診できる医療保険は厚生労働省が定めています。その厚生労働大臣が認める医療技術・適応症、および実施する医療機関は随時見直されます。
医療保険における先進医療特約は、先進医療の全額自己負担部分をカバーするためのもので、所定の限度額の範囲内で技術料に応じた実費相当額の先進医療給付金を受け取ることができます。受給できる条件としては、治療・手術などの時点で厚生労働省が認めた先進医療であること、厚生労働省へ届け出た医療機関であることなどが挙げられます。
先進医療特約の保険料は保険会社によって様々ですが、低廉な保険料で付帯することが出来ます。先進医療の対象になるケースは数少なく、対象とならないこともあります。しかし、先進医療を受けるとなった際に全額が自己負担になる備えをしておくことも重要です。一方で、ひとくちに先進医療といってもその内容はさまざまで、かかる費用も大幅な差があります。